すっかり春めいてきましたね。
サクラのつぼみも大分膨らんできました。お花見が楽しみです。
さて、お久しぶりのBOSSのしつけコラム。
今回は、間違ったしつけについてお話しましょう。
間違ったしつけ
飼い主さんが良かれと思って行っている行動が、ワンちゃんにとっては間違った「しつけ」になっている場合が多く見られます。その中でも特に「叱る」「叩く」の2つは、身に覚えがある飼い主さんが多いのではないでしょうか。
それぞれ、何故間違っているかを見ていきましょう。
叱る
?ムダ吠えを叱る
わんちゃんがムダ吠えをした時に飼い主さんが叱ると、わんちゃんの中で「吠えなさい」と同じ意味になります。
以前のコラムでも述べたように、叱る=構う になってしまう為、逆効果です。
?そそうを叱る
こちらも、おしっこをきちんと出来なかった時に飼い主さんが叱ると、「そそうをしなさい」と同じ意味になります。
目を合わせず、わんちゃんが見ていないうちにこっそり片付けましょう。
叩く
これは、絶対にやってはいけません。
恐怖から防衛本能が働く → 噛み付く、威嚇する
という、悪循環が発生してしまいます。
皆さんの殆どが、ワンちゃんがまだ右も左も分からない2ヶ月位の仔犬時から一緒に生活を始めていると思います。
仔犬の頃は、ご飯の準備をすればソワソワしたり、いつもご飯をもらえる場所へ行ってみたり「ワンワン」と可愛く鳴いて要求してみたりと、可愛くてしょうがなかったと思います。
「ワンワン」と鳴いても、子犬が鳴く位の声の大きさでは苦にもならなかったのではないでしょうか。
しかし、そのうち遊びを切り上げると「もっと遊んで」としつこくじゃれたり甘噛みしたり、誰かががチャイムを鳴らせば「誰かが来た!」「誰か帰ってきた!」とワンワン吠える。
外出の支度を始めると「追いて行かないで」と不安そうな顔でソワソワし「ワンワン」吠えたりと、仔犬の内は許せた行動も、成犬になるにつれ許せなくなってきた、とう事はありませんか?
間違った誉め方・叱り方で犬は混乱し、飼い主さんが困ったと思ってしまう行動につながっていきます。
その為、正しい方法である
●口をつかむ、マズルコントロールを行う
●仰向けにして体を触る
●馬乗りになる
●後ろから触る
等を、日常生活で行っていく事が必要です。