プロジェクトも残り6日となりました。
ここまで応援、ご支援、本当にありがとうございます。
あと一週間で終了です。
最後までよろしくお願いいたします。
さて今回は、「シニアドッグ・サポーター制度」そのものへ質問や疑問への回答です。
Q.シニアドッグ・サポーターという名前の由来は?
ネーミングは、制度設計に協力してもらい、『ころんでも、まっすぐに!』を執筆した作家の田中さんにしていただきました。
対象が高齢者の方ということで、高齢者でもすんなりわかるようなカタカナ英語を選んだこと、そして、
「高齢犬(シニアドッグ)」の「支援者(サポーター)」という意味でもあり、
「高齢者(シニア)」の「犬の支援者(ドッグサポーター)」という意味ともとれる
「シニアドッグ・サポーター制度」と
「シニア・ドッグサポーター制度」の
二重の意味のダブルミーニングを込めています。
これはまさに、高齢犬だけ、高齢者だけ、というどちらか片方ではなく、
「高齢者も高齢犬もお互いが支え合い、幸せになれる」
僕の理想とするイメージにピッタリなものになりました。
欧米にも高齢者への譲渡プログラムがあり、それを「Seniors for Seniors(シニア・フォー・シニア)」と言うことを知りましたが、それを聞いてもピンと来る日本人は少ないように思うので、やっぱり「シニアドッグ・サポーター」というネーミングはみんながイメージしやすくていいネーミングだと気に入っています。
Q.高齢者に譲渡して本当に大丈夫?
DOG DUCAがシニアドッグ・サポーター制度で高齢者に譲渡し、今のところ里親さん都合で戻ってくることは、今のところ1頭もありません。
それは、譲渡するときに必ず、里親さんの飼育経験や想いなどを聞いた上で、保護犬とマッチングさせて譲渡する「マッチング譲渡」をしているためです。
里親さんは犬を選べません。
わんちゃんには世話が必要です。
様々なことをお話をしている中で、「あと何年活動的でいられるか」という健康年齢や、今まで一緒に居たわんちゃんへの想いを聞いたり、その方のライフスタイルや住環境などをふまえ、ここで保護している保護犬の性格や背景もふまえ、里親希望者さんとわんちゃんの相性を重視し、互いに幸せになれるようにしています。
また、保護犬の方も譲渡できない状態の子は譲渡しませんし、その方に合う保護犬がいないということもあるので、「出会いがあるまで待ってます」という方も多くみえます。出逢えたことが「運命的な縁」だと思っています。
家族になった後にも…
「ずっと一緒に居たみたい…」と言われます。

あわせて、譲渡した後も、里親さんが何かあった時にすぐ相談できるように、LINEやメールをつなげ、頻繁にやりとりしています。

そうすることで、保護犬の状態をいつも確認することができるだけでなく、里親さんの健康状態も把握でき、高齢者の方の「見守り」にもつながります。
Q.緊急連絡先カードとは?
シニアドッグ・サポーター制度を使った里親さん(サポーターさん)には、DOG DUCAから緊急連絡先カードを渡しています。

これには、普通の緊急連絡先カード同様、里親さんのかかりつけ医や緊急連絡先を書き込めるだけでなく、犬を飼っていること、そして、保護犬の情報と、万が一の時はDOG DUCAに連絡が来るよう連絡先が書かれています。
保護の現場では、飼い主が緊急入院し、犬だけが家に取り残され、明らかに飼い主が戻ってこられないような状況でも、救急隊員や病院関係者がどうしたらいいかわからず長いこと放置されることが度々あり、犬たちの生命(いのち)に危険が及ぶことがあります。

右のダックスは自分の排泄物を食べて2ヶ月生き延びたようで、毛に排泄物がつき、歯茎がボロボロに腐っていた。
また、法律上「動物=物」であるためDOG DUCAに依頼が入っても、「所有権の壁」で勝手に保護できず、保護まで時間がかかる、ということもよくありました。
(賃貸だと大家さんの権限でできますが、持ち家だと難航することがある)
法律が変わるのがベストですが、それを待ってはいられないので、里親さんに万が一のことが起こり、これを見た人が一目で「ここに連絡すればいいんだ!」というのがわかり、すぐにDOG DUCAが保護できるようにすることで、高齢者の方に譲渡する最大の懸念点を解消することが出来ます。
(そのため、シニアドッグ・サポーター制度の里親さんは名古屋近郊の方にしています)
これは、里親さんとしても安心でき、財布と自宅用に2枚お渡しています。
幸い、2025年9月現在、一度も使われたことはありませんが、心理的不安が解消され、ワンちゃんに思いっきり愛情を注げるためだと思っています。
Q.「看取りボランティア」とは何が違うの?
「看取り」というと、亡くなるまでの終末ケアのような感じがしてしまうので、「看取り」という言葉を使っていません。
というのも、8歳や9歳で「高齢犬」と言われてしまいますが、医学もどんどん進み今や犬の平均寿命は15・6歳位の時代になってきており、高齢犬と言っても(いろいろ病気は出てきますが)まだまだ元気な子が多い。
そういう意味でも、「最期の時間」の看取りケア、ではなく、最期の時が来るまで、お互い支え合って、幸せになっていこう、元気に長生きしていこう、という想いがあるので、逆のイメージが浮かびやすい「看取り」を使いたくないのです。
Q.シニアドッグ・サポーターという名前を使ってもいい?
「Seniors for Seniors」という言葉は(特に高齢者の方に)響かないし、この活動自体が広まってほしいので「シニアドッグサポーター」という名前をそのまま使ってもらってもいいと考えています。
もちろん、それぞれの団体さんによって活動の内容や考え方に違いはあるので、DOG DUCAと同じ仕組みでないといけないということは求めません。
ただし、自社繁殖工場の引退犬を「保護犬」と呼び方を変えて儲ける保護ビジネスをしている所や、高齢犬を単に高齢者に譲渡しています、というのは主旨と違うと思うのでお断りします。
(保護ビジネスが誕生したように、高齢犬ビジネスが誕生しないか心配です……)
高齢犬と高齢者が、お互い支え合い、お互い幸せになれる……そんな取り組みこそが、シニアドッグサポーター制度です。
これが日本の当たり前になってくれることを願います。


