現在、READYFORにてクラウドファンディング実施中のため、活動報告を転載させていただきます。
DOG DUCAでは、【シニアドッグ・サポーター制度】で高齢犬を高齢者に譲渡するプログラムがありますが、すべての保護犬を譲渡しているわけではありません。
中には、高齢過ぎる、咬み付きグセがひどすぎる、ケアの負担や費用の負担が大きすぎる、といった保護犬は、譲渡が出来ず、施設で終生飼養となる子もいます。
16歳のトイプードル、メリリーもその内のひとりです。

高齢の飼い主に「処分すれば」と
言われていたメリリー
メリリーは7月に16歳になりましたが、保護したのは2年前の4月、13歳のときでした。

もともとは高齢の夫婦と暮らしていましたが、夫が施設に入所、妻が入院することになり、息子夫婦が引き取ることになりました。
しかし、その息子さんは犬アレルギーがあり、元の飼い主である高齢の義父母も、メリリーを「処分すればいい」と言っていたそうです。
というのも、過去にも飼育していた犬を手放すときも殺処分させてきたからです。
「そんなのかわいそう」
と思ったお嫁さんが、小さい子どもの面倒をみつつ、メリリーの面倒を見ることにしたのですが、お嫁さんが体調を悪くしてしまい、メリリーを引き取ってくれるところを探すことになったようです。
ですが、14歳という年齢だからか、どこからも引き取りを拒否され、はるばる滋賀県から名古屋のDOG DUCAに連れてこられました。
ワクチン、狂犬病注射、フィラリア等々は行われていましたが、すぐ病院で検査したところ、肝臓全体が腫瘍で埋まっており、摘出手術ができないほど進行してました。
一生、肝臓の負担を減らす薬を飲むしか手だてはありません。
人の手が頭の上に来ると
体がこわばることから体罰を…
トイプードルの子は人によって行き「触って~」とする子が多いのですが、メリリーにはそんなことがなく、触ろうとしたり抱っこしようとしたりすると、後ずさりしたりしたり、目ヤニを取ろうとすると、軽くカプッとしてくるので、接し方にコツが必要な子です。
頭上に手が来ると首を縮こまらせてビクッとなるので、おそらく体罰を受けていたものと思われます。
面倒見られなくなったら「処分して」と言われているくらいなので、体罰があっても不思議ではありません。
あくまでも「自分のため」に犬を飼っていたのでしょう。

高齢者と暮らしていた子は、孫同然に甘やかされてきた子もいれば、いわゆる「昔の飼い方」で雑な扱いを受けてきた子もいます。
前者のような子は、四六時中抱っこしてもらって来たので、新たな里親さんも、ずっと一緒にいたい、ずっと抱っこしてたい、スキンシップを好まれる方が適しています。そのため、時間にゆとりのある高齢者とマッチングした方が、お互い幸せになるのです。
【シニアドッグ・サポーター制度】で、高齢者と暮らしていた犬を高齢者に譲渡するのは、そういった、今までと同じような環境の方が、保護犬も安心して暮らせると思うためです。
これが、共働きで、日中誰もいないという家に行ったら、淋しくて吠え散らかしたり暴れてしまうかもしれません。譲渡のミスマッチは飼育放棄につながるので、それを避ける狙いもあります。
かたやメリリーは、愛玩犬のトイプードルなのに、外飼いの雑種のような飼い方をされてきたせいか、スキンシップを自分からとりませんし、コチラからも積極的にスキンシップを取らなければ、スキンシップが苦手な子のように見えてしまいます。
他のワンちゃんが遊びに誘っても、我関せずで、感情表現があまり外に出ないタイプです。
ワンちゃんはそれぞれ違う
だからこそ大切にしていること
それでも僕たちは、保護した子たちが皆、
「ここに来てよかった!」
「生きててよかった!幸せ!」
と感じてもらえるようにすることを大切にしています。
だから、人間は怖くない、安心できる存在だとわかってもらい、穏やかに暮らしてほしいと想っています。
若い子の場合は譲渡が難しくないため、人が怖くない、安心できるということを学んでもらうように積極的にスキンシップを多くしていますが、最近は年齢のこともあって、寝ていることも多いメリリーですから、同じようにすることがメリリーのためとは考えていません。


そういったこともあって、年齢も持病もふまえて、里親さんの負担が大きくなりそうな子は、自然に施設で終生飼養となります。
終生飼養といっても、散歩以外はサークルに閉じ込める、ではなく、基本的に(他の子と問題なければ)相性のいい子とフリーで暮らさせています。
ひとつひとつの生命(いのち)と真剣に向き合うことが大切だと思っているからです。
※本記事は転載です。
現在、2025/9/26までREADYFORにてクラウドファンディングを実施中です。
目標達成に向け、ご支援よろしくお願いいたします。



