現在、READYFORにてクラウドファンディング実施中のため、活動報告を転載させていただきます。
目標まで75%となりました!!
いつもご支援ありがとうございます!
今日は、7月にあった、【シニアドッグ・サポーター制度】で誰もが幸せになったお話です。
ケアの負担が膨大で飼育放棄となった、
ボストン・テリアのルナ
ボストンテリアのルナは、元々の飼い主だった夫婦が飼い始めたものの、すぐに妊娠・出産。しかも母子共に体調が悪く、夫婦の両親が引き取り面倒をみていました。

しかし悪いことにルナは、「免疫介在性血小板減少症」という免疫機能が何かのきっかけで血小板を破壊してしまい、出血しても止まらなくなる病気を持ってました。
内出血、下痢、血尿、元気消失、食欲低下など体調管理も大変なこと。
さらに、牛肉、小麦、米、ジャガイモなど、フードの主原料に対するアレルギー食材もたくさんあり、食べ物にも気をつけないといけません。
定期的な病院治療も必要になり、ケア面でも経済面でも高齢の両親にはお手上げのようで、保護となりました。
年齢は、もう少しで2歳とまだ若いのですが、ガリガリに痩せています。
ストレスや精神的不安もあるようです。
ルナは施設で終生飼養のつもりだった。
しかし一通のメールが来て…
ルナ自身は、保護してすぐに、ほかの保護犬やわんわん保育園の通園犬と遊び回っており、
人は大好き
犬も大好き
なので、健康であればすぐ里親さん、といくのが普通です。
ですが、食事管理だけでなく、定期的な病院での検査、投薬をしなければなりません。
ケアと医療費の面での負担が大きく、まだ2歳ですが譲渡せず、一生DOG DUCAの子として終生飼養する覚悟でした。
そんな時、一通のメールが。
どうも、NHKの『トリセツショー』で紹介されたところを見て、「シニアドッグ・サポーターをやりたい」、という内容でした。
テレビで紹介されると、「引き取ってくれませんか?」「お金がありませんがサポーターになれますか?」「私の住んでいる地域にありますか?」という内容の問合せが増えるのですが、その方のメールは違いました。
娘さんが送ってくれたものですが、高齢のお母さんがひとりで暮らしているものの、これまで常に犬と暮らしてきて、シェルティを5頭見送ってきた飼育経験があり、賃貸ではなく自社物件に暮らし迎え入れる環境が整っていること、住居は横浜だが懇意にしている獣医もおり、常に家族が出入りしていることなど、細かにお迎え環境を記載いただいていたのです。

お住まいは横浜ということで、「万が一のとき」はDOG DUCAが引き取るとしているだけに、ふだんなら遠方の方はお断りしているのですが、万が一の時には娘さん達普段から行き来してる者が必ず責任は取る。
電話は24時間かけていただいても大丈夫、という熱意ある内容でしたので、こちらから連絡して来ていただくことになりました。
マッチング譲渡で
お互い必要とし合う人が見つかる
当団体はペットショップや譲渡会のように「人が犬を選ぶ」のではなく、トレーナーが面談した上で、その方に合いそうな犬を紹介し、最終的に犬自身に決めてもらう「マッチング譲渡」をしています。
ご家族で来られたその方にお話を聞いた上で、最初は高齢者の方でも面倒をみやすい、高齢のチワワの子をマッチングさせていただいたのですが、会ってもらった瞬間、私ふくめ全員に「決まり!」みたいな心に響くものがありませんでした。
これは説明するのは難しいですが、その方が悪いとか、犬が悪いとかではなく……マッチング譲渡では、お互いが求め合っているとそれがこちらにも伝わるのですが、そういったものがなかったんですね。
そのとき、
「どこにも行けない大変な子のお世話をしたい。母親はずっと犬と生活しているし、私たちも、姪っ子たちもいつもそばにいて、しょっちゅう母の家に行く。1番費用が掛かる子、1番里親へ行くことが難しい子のお世話をしたい。今までの子達から貰ったから恩返しをしたい」
と熱く語られ、瞬間、譲渡予定のなかったルナの顔が浮かびました。
そして、ルナの大変な状況をお話しさせていただいくとすぐに、「その子を迎え入れたい」というので、会っていただいたところ、
お互い
「この子だ!」
という表情! ルナもご家族全員にペロペロ!
すでに、来る前にご家族の中で、里親に行きやすい子ではなく、行きにくい子を救いたい、お世話してあげたいね、と話していたのでしょう。
ルナの譲渡は予定していなかったので、急遽ではありますが、里親さんはケージやオヤツはもとより、夏場なのでヒエヒエマット等何から何まで持参してのご来訪なので、そのままルナは新幹線に乗って横浜に行くことになりました。

面倒がみられなくて飼育放棄されたルナ
面倒がみたい家族全員のアイドルに
ルナは遠い所に行ってしまうのでコチラも心配がなかったわけではありませんが、里親さんはひとり暮らしとはいえ、必ずどなたかが様子を確認してくださる環境で、毎日「今日の様子」を、写真付きでご連絡してくださっています。

病院も昔からお世話になってる獣医の先生がいて、直ぐに全ての検査をしたりして継続的治療をしてくださっております。
犬種はまるで違いますが、先代の子の仕草にも似ているところがあるそうで、とても可愛がってくださっています!!

今では、毎日愛する人といつも一緒で、体調も良く安心して過ごしているとのこと。

ルナは高齢犬ではないですが、高齢犬以上にケアが大変な子です。
その子を、幸せにしたいと思える方がいて、しかも健康にも気を遣って、常に一緒にいることができる。ルナにとって、こんなに幸せな環境はありません。
【シニアドッグ・サポーター制度】は、人と犬が、共に幸せになる仕組みですが、まさにルナと里親さんたちの関係がそれでした。
「不幸な犬を人が幸せにする」だけでなく、犬が人を幸せにもし、それが犬の幸せにもなる。犬は社会動物なので、人と同じように、誰かの役に立つことが嬉しく、そうやって家族としての絆が強くなっていくのです。
ルナと里親さんたちのように、お互いが支え合って助け合い、お互いの生きていく力になる……これこそが僕たちの目指す「真の動物愛護」で、これが多くの人に伝わればいいなと思います。




