​現在、READYFORにてクラウドファンディング実施中のため、活動報告を転載させていただきます。

ディズニープラスのドキュメンタリー『ペット、最高!(原題:Pets)』にも出演していた、シニアドッグ・サポーター制度を使って幸せになった、ダイとモモのお話です。

祖父が飼っていたというダイ
検査すると心臓の血管に穴が…

トイプードルのダイ(保護当時9歳)は、高齢の祖父が飼っていたが長期入院することになり、「猫も飼っているし咬むから」ということで孫が連れて来ました。

ワクチン、ノミ・ダニ予防、フィラリア予防、去勢手術など、健康管理は全くされておらず、抱き上げると心臓に雑音があることに気付きました。

病院で検査を受けたところ、「動脈管開存症(PDA)」になっていることを告げられました。

これは、本来つながってはいけない心臓の血管同士がつながっている状態で、胎児期にはそれが正常で、通常は成長とともに閉じるものが、成犬になっても閉じず、場合によっては血液が逆流し、心不全などを引き起こす可能性があります。

動物病院では心臓の専門医に診てもらいました

病院に行ってさえいれば、どんな獣医でも気付いて治療をしたはずですが、一切病院に連れて行っていなかったのでしょう。

高齢者の中には、このように、昔の飼い方をする人も少なくありません。

病院に連れて行くなどの「健康管理」を行わなかったり、ごはんも人の食べ物を与えたり、体罰をしたり……

よく9年間生きてこれたものです。

すでに高齢犬であったため手術はリスクが高く、生涯投薬での管理となりました。

ダイ本人は元気で散歩も大好き。軽めの散歩に留めていますが…

高齢者と暮らしていたモモ
重度の肥満と放置された心臓疾患

チワワのモモ(保護当時11歳)は、「夫の母の犬だが、亡くなったので引き取ってほしい」という相談を受けましたが、娘が引き取ることになりました。半年後、「娘が引っ越しで飼えなくなった。先住犬がいるし咬むので無理」という理由で再び保護依頼がありました。

モモは理想体重3kgに対して8kgと重度の肥満でした。

ツメは肉球に刺さる寸前まで伸びており、すでに痛みを伴い歩くことも出来ません。

なにより、心臓弁膜症の一種、「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓病があり、数年前までは投薬をしていたのに中断されていました。

病院で調べると他にも、

「肥満による後ろ両膝の関節炎」
「股関節の右の皿がない」
「血尿」
「重度の細菌感染」

など、ダイと同様、適切な健康管理をされてきていなかった状態で、毎晩薬と療養食が必要な生活となりました。

モモは「咬みつく」と言われていましたが、時々フラッシュバックが有るようで、上から手が出ると防衛本能から口を出そうとしますが、正しい接し方をすれば問題ありませんでした。

ボランティアさんやスタッフに愛嬌を振りまいていました

ふたりを迎えたのは
心臓病犬の飼育経験者の里親さん

ダイもモモも、まだまだ元気とはいえ、心臓病を抱えていることもあり「誰でも里親にというのは難しいな」と思っておりましたが、そこに、

「40年以上犬と暮らしてきました。保護犬を迎え入れようとしても断られ、新たに仔犬を世話する責任はとれません。私が世話してあげられる子がいれば恩返ししたい

という里親さんが現れました。

ご主人を亡くされ、悲しい気持ちになるといつもそばに来て寄りそってくれた愛犬を4年前に見送り、心臓病犬の飼育経験も豊富で、病気への理解と対処法も心得ていました。

心臓疾患がある子を安心してお願いすることができる貴重な里親さんです。それなのに、高齢であるという理由だけで、里親になれないのが日本の現状です。

最初はダイかモモ、どちらか1頭の予定でしたが、2頭が仲良しだと知ると、

「一頭も二頭も同じ。この子達も安心するでしょうから両者とも」

と2頭同時に譲渡することに。

ただ、ふたりとも心臓疾患があり、毎日の投薬が必要な子ということもあるので、そんな二人と毎日ずっと、そばにいてくれるのはありがたいばかりですから、家も比較的近いこともあり、毎月の検診や薬、トリミングなど、費用がかかるものはDOG DUCAが負担することにしています。

当初はモモのひざへの負担を考え、カートに乗せて散歩に

あれから4年が経ちましたが、毎月の「里帰り」や、里親さんが県外の法事に行くときなどは「帰省」したりして、元気な姿を見せてくれています。

それでも、いつ何時なにがあるかわらかないのが心臓疾患ですから、里親さんと共に、彼らの生涯をサポートしていきたいと思います。

里親さんと行った旅行先のコテージでのふたり

ダイとモモ、
まさかのハリウッドデビュー!?

ダイとモモの後日談。

「アポロ13」などの作品を作ったというハリウッド映画制作会社から連絡があり、「ドキュメンタリー映画に、DOG DUCAのシニアドッグサポーターを取り上げたい」という依頼がありました(通訳を介して)。

おそらく、その前にアメリカのCBSニュースでも取り上げられたからかもしれませんが、想像もしてなかったことに、さすがにメディア慣れしている僕でも若干の戸惑いを感じました。

幸い、ダイとモモの里親さんは「英語が話せる」と聞いていたので、スタッフとのやりとりでも困らないだろうなと思って取材対象としてお願いしたところ、かなり丹念にダイとモモと里親さんが共に幸せに暮らし、お互いが支え合っている姿を描いてくださいました。

その後、ディズニープラスでの全世界配信が決まり、ダイとモモはまさかの、ハリウッド&全世界デビューすることになりました(笑)。

日本のニュース番組と違って、「全世界に向けて」ということで、日本らしさが伝わるようにあえて古民家を借りて、着物を着てもらって、など普通の取材とは勝手が違いましたが、シニアドッグ・サポーター制度でお互いが幸せに暮らす姿が「映画」になっているので、まだ視聴されていない方は、是非ご覧頂きたいです!
※視聴にはディズニープラスの契約が必要ですが、いつでも観られます

➡視聴はこちらから

 

|里親さんからの応援メッセージ

長い闘病生活に寄り添ってくれた愛犬が、夫が亡くなって2年後彼と同じ時刻に旅立ちました。

自分の年齢を考えてもう犬を飼うことを諦めていた時、ドッグデュッカさんのシニアドッグサポートを知りました。

オーナーの高橋さんにお会いして、出会ったダイとモモ。

将来もし私がこの子たちのお世話が出来なくなったらデュッカさんが引き取って下さることを知り、里親になることを決めました。

いちばんの安心は「もし万が一飼えなくなったらいつでも引き取ります」と言ってくださったことがものすごく支えになって、私がやれるところまでやろうかなと。

ディズニーの取材では、シニアドッグのボランティアのおかげで、この子たちとで会い、アメリカから取材に来られた皆様と出会い、ほんとうに楽しい時間を過ごしとてもしあわせでしたと、プロデューサーのエリザベスに話したら彼女もスタッフも喜んでいました。
大変だったけどこのような機会を下さった高橋さんにも感謝します。

我が家での生活が四年目になりました。

ダイもモモもとってもいい子達です。毎日楽しい日々を過ごしています。

ダイはドッグランが大好きです。ホテルに泊まった子とも仲良く遊べます。

モモはますます甘えたさんになってこの熱いのにぴったり体をくっつけて寝ます。

朝晩の散歩やこの子たちのお世話は、私の元気の秘訣とそして何よりの愛おしい存在になってくれています。 

※本記事は転載です。
現在、2025/9/26までREADYFORにてクラウドファンディングを実施中です。
目標達成に向け、ご支援よろしくお願いいたします。