昨日は三重でした。

クラウドファンディング
第1ゴールを達成した瞬間は、まだ松阪で💧

そこから1時間半くらいかかって帰ってきました…
なのでなかなか感謝の言葉も入れられずで。

本当にご支援ありがとうございました。
まだあと9日間続きますので引き続きよろしくお願いします。
(ネクストゴールは近日中に公開となります)

 
さて、 
なぜ三重にいっていたかの経緯ですが、

三重県多気町できた
話題の地域創生プロジェクト「VISON(ヴィソン)」内に、

ペット保険最大手のアニコムさんが
動物保護施設「アニテラス」を作るということで

ドッグデュッカが
運営・内装のアドバイスや
スタッフの研修や保護ノウハウの提供など、

動物愛護活動20年の経験を活かして
全面協力してるんですね。

ペット業界に関わる
大企業のアニコムさんがこういったことをするなら、

形だけ

じゃ意味ないですからね!

  
ドッグデュッカでの
新しいスタッフの研修も一段落して、

今回、工事が着々と進み
建物がほぼ完成したということで視察に。

 
その前にまずは
三重県の動物愛護推進センター「あすまいる」に行きました。

三重県では11箇所の保健所があり、
収容されたワンちゃんやネコちゃん達は
5年前に殺処分ゼロを目指す目的で作られた
「あすまいる」に連れてこられ、
一般家庭に譲渡したり、
ボランティアの保護団体が引き取ったりして
殺処分ゼロを目指しています。
(四日市市は別で独自のシステムがあります)

新しい保護施設「アニテラス」は
三重県のVISONにできるので、

基本的には、
「あすまいる」に収容された
ワンちゃんネコちゃんを引き出す
ボランティア保護団体に加わり、
三重県の動物愛護に務めます。

ちなみにアニコムさんがなぜ三重県に?

ですが、いくつかの県でお話をしたところ
三重県さんが「ぜひウチで」と積極的だったそうですよ。

動物愛護は行政の意欲でだいぶ変わりますので、
この取り組みが成功していくと、
日本ももっと変わるでしょうね。

 
さて、
「あすまいる」ですが

三重県産の木をふんだんに使い
木の温もりを出したあたたかみのある施設になっていました。

ワンちゃん達も、
ドッグデュッカのある
都市部の名古屋とは地域性も違い、
ほとんどの子達が中型犬の子達でした。

あすまいるには
年間100頭弱のワンちゃんと
300匹前後のネコちゃん達がアスマイルに収容されているそうで、
日々三重県の動物愛護団体が引き出しているとのこと。
 
その中でアニテラスも
一頭でも多くのワンちゃんネコちゃんを
幸せに過ごすことが出来るように活動していくのです。

ワンちゃんの場合は
ドッグトレーニングが必要なこともあるため、

「動物たちのためにアニテラスで働きたい!」

という熱い想いを持った、
ドッグトレーナーの資格や動物看護師の資格を持った
アニコム社員さんが全国から集い、

随時ドッグデュッカでの長期研修も行っていますが、
みんな動物に対する愛情深いスタッフばかりで、
ドッグデュッカの保護犬や保育園の通園犬にとても懐かれています。

 
といっても保護施設では、
ワンちゃんと戯れるだけではありません。
 
研修では、
ただ保護して譲渡するだけではなく、
実際の保護犬と向き合って

不安や怯え等や
吠える、引っ張る、噛んでしまう行動等も起こさないよう

心身共に安定させて、
二度と不幸な思いをすることない
保護犬用のトレーニングのやり方を学んでいます。

また、
毎日のようにある飼育拒否の相談や
実際に飼育拒否していく人との面談など
ふつうに暮らしていたら
(ペット保険に入ってくれる愛情深い飼い主さんとはまったく異なる)
予防接種どころか普通の医療すら受けさせない、
動物たちに愛情のない人たちと接することもあります。

人間の嫌な部分を見ることもある仕事です。
 

しかし、
保護犬が心を開いてくれたり、
保護犬に新しい里親さんが決まったりするなど、

悲しいことだけじゃなく
嬉しいこともしっかり体験して
頭だけでなく、心で学んでもらっています。

アニテラスのオープンは3月はじめの予定ですが、
ドッグデュッカも引き続きサポートしながら
真の動物愛護を頑張っていきます。

 
ちなみにアニテラスの施設も
木がふんだんに使われあたたかいぬくもりがあります。

ネコちゃんの部屋も
ワンちゃんの部屋も

幸せを感じてもらえるような、
快適な空間をしっかり考えました。

入口を入って

右側は、
ガラス越しにワンちゃん達が
ドッグデュッカのワンコたちのように
楽しそうに仲良く仲間達とふれあう様子が

左側は、
ネコちゃん達がのんびり暮らす姿が
見られるような設計になっていて、

見に来た人が

「幸せそうだね」

と感じられるようになっています。

ドッグデュッカでもそうですが、
保護犬は社会性のない子の場合
「個室」に入れていた方がいいこともあり、
アニテラスでも個室を用意していますが、

「動物福祉」という観点から見ても、
ドッグデュッカと同様、
鉄格子や柵のある「オリ」を使わず、
部屋をイメージした個室を用意しています。


 
ドッグデュッカではなかなか作れない、
楽しくフリーで皆さんをお迎えするルームも最高です。

建物の外は全面芝生になるドッグランになります。
(うらやましい!!)

今は更地ですが・・・

まだまだ建物ができただけで、
内装もなく、外側もただの更地と、

完成はまだ先ですが、
本棚に『ころんでも、まっすぐに!』だけ置いてもらえました笑