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NPO法人DOG DUCA代表、髙橋忍です。

「人と犬のより良い共存のために」を掲げ、犬の幸せはもちろん、犬とご縁に恵まれた飼い主が幸せに暮らせるようにと2001年に立ち上げた「DOG DUCA」が出来て、気がつけば20年経ちました。

NPO化したのは名古屋市の譲渡ボランティア制度が始まった2010年。
とはいえDOG DUCA立ち上げ当初から「不幸な犬」の保護は行っており、NPO化の前年には、愛護センターに直談判して犬を引き出すことに成功しました。

NPO立ち上げ当時は、愛護センターから「殺処分される」犬を引き出すことが増え、「警察官を四人も咬んだ」という全国ニュースにもなったドーベルマンの保護をし、トレーニングもしました。

一筋縄では行かないこともありましたが、その活動がメディアに紹介され、動物愛護の気運が高まり、他の団体さんもがんばっていただき、名古屋市ではついに、2016年に「犬の殺処分ゼロ」を達成。

保護犬ヒカルをセンターから引き出した年、市議会で殺処分ゼロの目標が掲げられ、名古屋市の殺処分ゼロ実現に

現在もそれが続き、ついに2019年、愛護センターの殺処分機が撤去されました。

犬たちに幸せになってほしい

しかし、「犬を捨てる人」は減らず、名古屋市内は言うに及ばず、今や全国から、直接我々の所に「もう飼えない」と捨てにくる人が後を絶ちません。

「愛護センターに連れて行ったら殺処分されると言われた」「他の愛護団体に相談したが断られた」など、理由は様々ですが、愛情のない飼い主に見捨てられた犬が一番不幸です

ですから我々は、そういった犬をここの家族として受け入れ、「ここに来てよかった!」と思ってもらえるよう全力を尽くし、また、よいご縁があれば「この人と出逢えて良かった!」と思ってもらえるような里親さんに譲渡しています。

ペットショップのように、人が選ぶのではなく、犬に人を選ばせたいので譲渡会はしない、犬のプロがぴったりのマッチングをするというスタンスでやっているおかげか、遠方の里親さんでも、保護犬を迎えることで幸せになったとわざわざ報告しに来ていただける里親の方が多数おられます。

わざわざ連れてきてくれ、家での様子を動画で見せてくれます。僕たちが嬉しい瞬間です

僕たちは、「犬の幸せ」を第一に考え、家庭犬と同じだけの愛情を注ぎたいと考えています。

そのため、保護犬だからといって、一日中ケージの中に入れたりはしませんし、医療もちゃんと受けさせます。

散歩もしますし、食事も産業廃棄物を転用した健康を害するような粗悪なものではなく、きちんとしたものを与えています。療養食が必要な子は、療養食を、投薬が必要な子は、投薬を、手術が必要な子は、手術をします。

かなり大変なので、保護団体の中には、ここまでやらないところもあり、「そんな理想ばっかり追いかけてもダメだ」と言われることもあります。

でも僕たちがそれをするのは、「殺処分ゼロ」だけが目的なのではなく、その先の、犬に幸せになってほしい、そして、人も幸せになってほしいと思うからです。

なぜなら、愛情のない飼い主に飼われたばっかりに、犬が不幸になってしまう・・・これって、おかしくないでしょうか??

だからせめて、僕たちにできることは最大限、普通の、愛情のある飼い主さんに飼われているのと同じような愛情をかけてあげたいと思うのです。

だって、犬に罪はないのですから・・・。

皆さんの力が必要です!

この活動は、僕が「愛犬と出逢ってよかった!」という所から始まっています。

だから、僕と同じように、「愛犬と出逢ってよかった!」と思っている皆さんの力を貸して頂きたいのです!

ガリガリで保護した犬
ふわふわの毛が特徴のビションフリーゼなのですが、栄養失調で毛が生えず、ガリガリでした

また、近年保護する犬は、しつけが必要なだけではなく、食事も満足に与えられていない犬も少なくありません

そのため、どうしても保護する期間も長くなりがちで、1~2年経ってから譲渡することもあります。
(上記のビションフリーゼのタクは2年4ヶ月かかりました)

さらに、他の愛護団体で引き取りを拒否される「高齢犬」「病気のある犬」も保護している関係で、治療費用や介護費用の負担がかなり大きくなっているのが現実です。

皮膚病で毛が抜け落ちたダックス
ミニチュアダックスですが、皮膚病で毛がなくなり、毎日の投薬と定期的な薬用シャンプーが必要です

特に最近は、高齢者が飼えなくなったことによる(同じく高齢化した犬の)飼育放棄が増え、「犬の世界」でも高齢化の波を感じざるを得ず、現在、そういった高齢の保護犬を高齢者に譲渡する仕組み(シニアドッグ・サポーター)を作りました。

DOG DUCAでは、皆さまからの支援の他、「わんわん保育園」「トリミングサロン」など、幸せな犬からいただいたお金を、不幸な犬に使わせてもらう方式で活動をして参りましたが、保護頭数の増加、保護犬の高齢化により、金銭的負担がかなり大きくなってきており、活動を継続していくことを考えると、保護頭数をこれ以上増やすことも出来ないような状況です。

特に厳しいのが医療費で、保護犬の病院代で、およそ年間200万円超かかっております。飼育放棄される犬は、犬の保険にも入れないため、すべて実費です。動物病院の方も割引していただいているのですが、支払いが苦しいのが正直なところです。

しかしそれでも、皆さまの支援があって、活動を続けられており、今後ともDOG DUCAへの支援をお願いしたいと考えております。

もちろん、金銭以外の、「物品」「ボランティア」、どんな形での支援でも構いません。

なにとぞ、不幸な犬を幸せにするために、ご協力、ご支援の方、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

支援の方法

お金・物で支援する!

継続的にDOG DUCAの活動を支援して頂ける方は、【DUCAの輪】会員という形の賛助会員(マンスリーサポーター)に参加して頂けますと、継続的な支援が簡単にできます。
クレジットカードによる自動決済で、金額は毎月2000円(一日約66円)~で、不幸な犬たちを救うことが出来ます。詳細は下記ボタンから。 詳しく見る(別サイト)税控除をご希望の方は、アニマルドネーション(要登録)経由で寄付願います。

突発的な手術や入院に高額な費用が発生することが多々あり、単発での支援も助かります。銀行振込のほか、クレジットカードにも対応しています。 詳しく見る(別サイト) 銀行振込は下記に直接でも構いません。
 大垣共立銀行 大曽根支店
 店番:035 口座番号:896781
 口座名:トクヒ)ドッグデュッカ
※振り込み時にはフォームからご連絡先などを教えて頂けますと助かります。

「一度施設を訪問させて下さい」とおっしゃりDOG DUCAにいる保護犬たちを実際に見てから、「保護犬たちのために寄付する」と言ってくださる方も何人もいらっしゃいました。カードや振込では味気ない、という方は直接お持ちいただいても構いません。

現在、DOG DUCAは、アマゾンさんの「動物保護施設 支援プログラム」に参加しております。シェルターで必要になったものをリアルタイムで追加しておりますので、本プログラムからの支援をお願いいたします。
※使用されていたサークルや毛布、開封済みのドッグフードなどは、現在支援を受け付けておりません。

代表である髙橋の「生命を救う仕事」の足跡を追ったノンフィクション、『ころんでも、まっすぐに!~犬に救われたドッグトレーナーの〈生命〉をつなぐ道~』を購入頂きますと、売上が保護活動に充てられます。 全国の書店の他、アマゾンなどのネット書店でも販売中です。

世界でも活躍されているイラストレーター テペソのTOM様が、看板犬であるデュッカ(ダックス)&ヒカル(ドーベルマン)のイラストを提供してくださったオリジナルトートバッグです。売上は保護活動に充てられます(BASEおよび守山本店で購入可能)。

活動で支援する!

【わんわん保育園DUCA】【トリミングサロンDUCA】の売上は犬の保護活動に使われます。ですから、「ウチの子はしつけがいらない」というワンちゃんでも、保育園で他の子や保護犬と遊んだりしていただくことで、保護活動の役にも立ちますので、お気軽にお越し下さい。

DOG DUCAでは、ペットショップのように「人が犬を選ぶ」のではなく、里親さんに合った子をマッチングする「犬で人を選ぶ」譲渡を随時行っております。詳細は下記ページをご覧下さいませ。 保護活動についてなお、DOG DUCAは高齢者の方への譲渡も行っております。 高齢者の方へ

当施設の保護犬は、飼育環境により臆病な子、怖がりで咬んでしまう子が多いです。そのため、関係性を築けるよう、最低週1回、4時間程度(午前中のみなどでも可)は参加可能で、散歩も行っていただける健康な方に、面接を行った上でボランティアをお願いしております。まずはお電話でご相談くださいませ。
ただし、状況によってはお断りする場合もございますので、あらかじめご了承くださいませ。

保護活動は、メディアでも取り扱いが増えてきましたが、まだまだ認知度が低いのが現実です。罪のない犬たちの本当の姿を、彼らが幸せに暮らす姿を、ぜひぜひ他の方にお伝えして下さいませ。
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ボランティアさんたち
保護犬は愛情に飢えた子もたくさんいます。彼らにたくさん愛情を注いであげてください。