今日から数回に渡り、犬のしつけについて更新していきます。
少しでも悩んでいるパパ、ママのお役に立てれば嬉しいです! o(^-^)o

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1.しつけとは・・・

犬をしつける時に一番多くある事は、困った事をしでかした時「叱る」という事を行う事です。
これは、一番最後の手段と考えてください。初めから叱ったり懲罰を与える事は絶対に避けるべきです。
飼い主さんは、叱ったり懲罰を与えるという事を「誉める・褒美を与える事」の反対と思いがちです。

そして懲罰は効果があると思っています。しかし、実際これは困った行動を減少させないし、行動も治りません。

「誉める事」の反対とは、「誉めない・褒美を与えない事」です。

ある問題行動に対して褒美が与えられなければ、その行動は少しずつ減少していくのです。
しかし、懲罰を与えるともっと複雑で考えつかない様な結果になってしまいます。

ごく普通の飼い主が与える程度の懲罰は一時的には効果があるかもしれませんが、時間が経てばまた同じ行動をとるでしょう。
叩いたり、追いかけたり等の懲罰では、ただ恐怖心を持たせるだけでそれがストレスにつながり、望ましくない副作用につながってしまいます。

優しい犬に対して、たまに叩いたり叱ったりしてもさほど影響はありませんが、落ち着きの無い犬・興奮しやすい犬に、この様な事をすると、ますます悪循環を招いてしまいます。懲罰を与えれば与える程調子を狂わせてしまいます。

犬は、一度飼い主との深い絆ができると、その絆を切る事はとても難しいのです。飼い主が残酷な行為・恐怖心を与えれば、愛情と恐怖心が共存してしまいジレンマに陥って犬はどうして良いか分からなくなってしまうでしょう。人間でも両親にいじめられて落ち込む子供がいるのと似ていると思います。

犬はいつも、飼い主にかまってもらいたい、と思っていますから、とにかく飼い主から注目されれば無視されるよりは良いという訳です。
その為、わざと悪い事をして飼い主の気を引こうとするのです。

しつけの本等もたくさんありますが、それぞれ飼い主の理想も違いますし、犬自身もそれぞれ性格がある訳ですから本だけでは解決できない部分があると思います。
一つ言える事は、

叩いたりしても何の解決にもなりません。

大声を出したり、追いかけたりという行動が飼い主にとっては叱っているつもりでも、犬にとっては無視されるよりは良いので、褒美を与えられていると思っている事が多いのです。

次回は、ジレンマに陥りやすい「しつけ」の正しい方法を考えましょう。

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どうでしたか?内容について、ご意見ご感想お待ちしております
次回更新は明日の予定です。お楽しみに