2021年も始まり、

 
初の電話は、
1月1日、元日の昼間でした。
 
現在、会社で動物の飼育係をしているという方からの保護依頼。
 
なんでも、
ヤギやポニーを飼っている会社で、地域のお祭り等で子どもたちと触れあったりさせているそうですが、ヤギやポニーと一緒に、ゴールデンレトリバーが屋根もないところで外飼いされていたそうです。
 
会社の社長さんとしては、
知り合いが飼い始めたゴールデンだったけれども、生後8ヶ月くらいになって大きくなってきたから、飼い主さんが「保健所に連れて行く!」と言っていたため、社長さんが可哀想だからと会社で引き取ってきたそうです。
 
しかし、
ゴールデンはイギリス原産でダブルコートの犬種。
 
寒さにはある程度強いですが、日本の湿気の多い夏、まして温暖化が進む中で外飼いすることは、ワンちゃん、特にゴールデンのようなダブルコートの長毛種にとって好ましい環境ではありません。
 
番犬感覚で「犬は外でもいいだろう」
なんて言う人もまだいますが、これだけ環境が変わり、室内飼育のおかげでワンちゃんの寿命も延びていることが明らかになっている時代なのですから、ワンちゃんの幸せを考えたら、室内飼いをするのがベストに決まっています。
 
飼育係の人も社長さんと話し合って、その子が幸せに暮らせるようにと、ほうぼう引き取り手を探したそうですが、さすがにゴールデンの成犬(4歳)ですからなかなか引き取り手がなく、やむなくデュッカに引き取り依頼をしてきました。
 
 
1年半程の外生活でしたが、これからは暖かい家族の中で寂しくない家族を見つけていきます。
とても人なつっこい子です。