ボーダーコリー男の子6才

 
1日に一度まとめてフードをあげに来る。
こんな日が何日間か続いたようです。
独りぼっちの毎日のようでした。
詳しい事情は書けませんが、
そんな毎日の寂しさや不安、恐怖が心を閉ざしてしまったのでしょうか?
 
 
こんな状況をその人の知人が知り、里親になろうと引き取りましたが、先住ネコとの折り合いが付かず、トリマーにも噛みついてしまい、デュッカでトレーニングすることになったのです。
 
先ず始めて会った時に感じたのが、
『感情を感じない。心を閉ざしてしまったかのような目』でした。
 
去勢手術は早々に行い、本日から本格的にトレーニングスタート。色々と試しながら外を歩いているときに、自転車に対していきなりスイッチが入り噛みつきたくなる行動が(もちろん噛んではいませんよ!)。そして、リードが張り行き場を失ったことでリードを持つ者に転換の噛みつき衝動になって出てしまうのです。
 
これは、まだ我々に安心しきれてないことで出た行動ですが、今までの、独りぼっちでの不安と恐怖と吠えても鳴いても誰も気づいてもくれなかったことで、感情を閉ざすようになったのでしょう。
 
だからこそ、何か驚いたり危険を感じたりすると、いきなり不安スイッチが入り、噛みつき行動で身を守ろうとするのですが、これでは、穏やかな心はいつまでも持てません。散歩も危険です。
 
 
こうなってしまうと大変!
 
先ずは、安心してくれるように待ちます。
 
そして自分の感情を出してもいいことを思い出させていきます。心のリハビリです。犬も人間もおんなじなんです。