名古屋市立旭ヶ丘小学校にて
「犬だけでなく、人も幸せに」
(福祉社会を実現するためにやっていること)という
公演をしました。
元々は飲食店を経営していましたが、集団詐欺の被害にあい多額の借金を抱え何もかもを無くしました。借金返済の為に働く日々のなか、僕を救ってくれたのが愛犬「デュッカ」。
犬に救われたから、その恩返しでスタートした保護活動。
様々な人の都合で捨てられる犬もいるけれど、そうではなく何ともならない助けが必要な人もいます。
最近増えてきているのが高齢者の方の飼育継続困難の問題。
犬の寿命も延びてきている現代、寿命の前に飼い主さんの方が施設へ入る、入院するという事案が多くなっています。
本来であれば自身の年齢、それこそ年齢関係なく生きている以上何が起こるか分からないので生き物を飼う以上、後見人を決めておく必要が誰にでも必要だと思っています。
やむを得ず引き取る子達の中には高齢犬の子もいます。
犬を飼いたいけれど子犬から飼うことは難しい年齢だからと諦めている方も見えます。そこで高齢犬と高齢者との縁を結べる「シニアドッグサポーター」という取組を始めました。
高齢者と高齢犬が共に支え合うシステムです。
現段階では何かあった時に、僕たちが駆けつけられる距離の方限定です。
誰かの救いを必要とする時。
声に出さないと相手には伝わらない、分かってもらえません。
それは子どもたちにも強く伝えたいことでした。
今回の公演では、失敗をしてもそこで必ず得られるものがあること。だから勇気を出して挑戦して欲しいと話しました。
そして助けを必要とする時には声に出して求めること。求めるだけではなく困っている人には救いの手を差しのべること。
人に優しくなる為には、まず自分自身のことを好きになり自身を大切にすること。
他にも僕は地域の方々と子どもたちが何かあった時には互いに助け合えるようにと8年前から毎月一度
「子ども食堂」も行っています。
子どもたちだけが対象ではなく、学区の方も一緒に食べる機会を設けています。
地域の者と子どもたちが顔見知りになることが目的です。
ここで過去に飲食店をやっていたことが生かされています!
経験したことは生かされることもあることも伝えました。
公演では何人かの子どもたちが保護をされる子達の現状のスライドを見ながら涙してくれていました。
その涙を見て何か大切なことが伝わってくれたのだと思っています。
「福祉」他人の為に行うことは、先ずは自分自身の命を大切にし心が豊かであること。
その為には、犬のように今を一生懸命生き抜き、見ていることを大切にすることだよと。
最後には一言ずつ感想を聞かせてもらいサインや握手までも求められました!
「命を大切にします」
「悩んでいたことがあったけどスッキリしました」
「毎日を大切にします」
「絶対に自殺なんてしません」の言葉ももらい、とても嬉しかったです!
ドッグデュッカふ