NPO法人 DOG DUCAでは、リタワークスさん寄付システムcongrantの寄付月間応援プロジェクトとして、12月限定のクラウドファンディングを実施させていただきました。

すでに速報をお届けしておりますが、今回は寄付金の使途をご報告させていただきます。

今回のクラウドファンディング、事前告知もなく、大手クラウドファンディングサイトではなく、DOG DUCAホームページ内で行い、およそ二週間のみの実施だったこともあり、「10万~20万円ぐらい集まればいいんじゃないか」という考えをしておりましたが、想定を上回るご寄付を頂き、最終的には39名の方から合わせて441,000円という、想定の倍以上のご寄付を頂きました

ご支援いただいた皆様、拡散いただいた皆様には、感謝しかありません。

個別にはすでにお礼をお伝えさせていただきますが、ここで改めてお礼の言葉を言わせてください。本当にありがとうございました。

さて、いただいたご寄付ですが、クレジットカードでご寄付いただいた分は1月20日にリタワークスさん経由で振込があり、12月に直接銀行振込をいただいた分も合わせて、すべて、下記の保護犬たちのために使わせていただきました。

この子たちに使われました

下半身不随になったペキニーズの小雪

この子は、高齢の飼い主が亡くなり、身内に引き取り手がいないことから保護した12歳の女の子です。

ヘルニアの治療がおそらく中途半端だったのでしょう。足の神経はかろうじて残っているものの、長いこと下半身を引きずる生活を続けていたために筋肉が落ちてしまい、出歩くには一生車イスが必要な体になってしまいました(詳細はこちら)。写真の通り、前脚も弱くなってしまって開きやすいです。

本来なら早めに対処すればよかったのですが、高齢者が飼っている場合、高齢者の健康状態が悪くなってしまうと、できたこともできなくなってしまいがちです。面倒を見切れなくなった場合、早め早めに、頼れるところを探して、愛犬たちが健康で幸せに暮らせるようにできるような社会になってくれたら・・・と切に願わずにはいられません。

高齢犬なので、本来なら「シニアドッグ・サポーター制度」の対象になりうる子ですが、一生車イス生活で、下半身の筋肉が落ちているのでトイレのサポートも必要になるため、なかなかよいご縁は難しいと思われ、DOG DUCAでの終生保護になると思います
今回はこの小雪の医療費に使わせていただきました。

ペキニーズのマックス

この子も10歳を超えています。元の飼い主が病気で飼えなくなったということで、ここに来ました。あまりいい環境ではなかったようで、痩せてはいないのですが、散歩もしなかった上、相当劣悪なフードを食べていたのでしょう、定期的な検査が必要な体質になってしまいました。

獣医師の処方した療養食で体質を改善させながらになりますが、こちらも高齢犬なので、健康状態に気をかけながらケアしています。

トイプードルのちゅら

この子は、年齢は10歳より少し前、ちょうど一年ほど前に別のトイプードルと一緒に保護しました。旦那さんと離婚し、税金も滞納し家も手放したということですが、すでに愛情がなかったのでしょう、二頭ともとてもヒドイ状態でした。

状態のひどい犬

最初はこんなヒドイ状態でした…

こちらはもう一頭の保護犬、キヨシです

もう一頭のキヨシは、「シニアドッグ・サポーター制度」でよい里親さんと出逢うことができ、その模様は2/3(月)放送予定の、中京テレビ「キャッチ」で放送されますが、ちゅらの方は写真からもわかるように、保護した時から皮膚病がひどく、とてもかゆいのでしょう、薬があっても常に体をかきむしってしまいます。そのため、何度も薬を変えながら治療を続け、日常生活ではエリザベスカラーと、後ろ脚に靴下をつけた専用の服を着ています。

常にそばに誰かがいないといけないため、譲渡は中々難しそうで、ここで終生保護かなと思います。こんな状態になるまで放っておかれなければ、一生こんな想いをさせなくて済んだのに・・・。

先日里親さんの元へ行ったロッティーとエン

クラウドファンディングのページでもお話しした、離婚で劣悪な環境に放置されていたミニチュア・ダックスフントのロッティーも、ある程度症状が治まったとはいえ、継続的な治療も必要ながらも、それでもいいとおっしゃる里親さんの元へ行くことになりました(2/3の中京テレビで放送予定)。

ロッティーのみならず、DV絡みで離婚した家庭で放置されていた、仲良しのダックス エンと一緒に引き取っていただけるということでしたので、ここを卒業となりましたが、譲渡できるような状態になるまでの医療費に充てさせていただきました。

先月保護したマルチーズ

この子も高齢の飼い主さんが飼えなくなって、親戚の家に行ったものの放置されてしまって凄く汚い状態で飼われていた二頭の内の一頭です。

我々が保護したときは、ずっと部屋の隅に置かれた狭いサークルの中で二頭で生活していたため、糞尿がこびりつき、毛も伸び放題で下の写真のように、目の位置がわからないようなヒドイ状態でした・・・。

ただ汚れているだけならシャンプーで取れますが、見ての通り目がまったく見えないような状態で、不衛生な環境にずーっといたため、膨大な量の目ヤニが眼球を覆うように固まってしまって、目にキズがついてしまっており、治療が必要でした。また、心臓病もあり、下痢と血便が続くため、病院に通っているような状態です。

この子のトリミングの模様は2/15に、日本テレビ系「志村どうぶつ園」で放送されました(トリミング後すぐに病院につれていき、上記のことが判明しました)。

心臓疾患のあるスミレ

この子は、昨年、「志村どうぶつ園」のトリミング企画でDOG DUCAを訪れて相葉くんがトリミングしてくれた保護犬の兄弟犬です。

賃貸アパートで犬が14頭、猫が50頭を飼っていたため、悪臭と騒音で強制退去されそうになったので保護したほしいということで保護した子の内の一頭です(ちなみに14頭すべてここで保護。猫は複数の愛護団体さんが保護してくださいました)。

去勢避妊のしていない、ミニチュア・ダックスフントとマルチーズから派生した孫ですが(だから顔はダックスですが体は白い)、いずれも近親交配をくり返し生まれたので、劣性遺伝で先天的な心臓疾患を抱えており、大規模なオペを三度実施し、それでも常に薬が必要な生活を続けています。今回いただいた寄付金もこの子の医療費にも使わせていただきました。

この子はまだ3歳ですが、病気のこともあり、譲渡せずここで一生暮らすことになる予定です。

他にも・・・

肺に疾患のあるチワワのミルキィなど、継続的な医療が必要な保護犬(高齢犬も多い)が何頭もいます。

また、今度、シニアドッグサポーターで、譲渡後すぐに脳梗塞になり高額の医療費が発生した、トイプードルのミコが来ますので、その時に、いただいた支援金の中から、お見舞い金としてお渡しします。そちらはまた後日報告いたします!!

まだまだ支援が必要です!

一時的な出費が重なり、急遽実施したクラウドファンディングは終わりましたが、このように、継続的に医療を受けなければならない保護犬、高齢犬が何頭もいます。

ご紹介したように、ここに紹介した子たちの抱える病気は、人間である飼い主の知識不足や愛情不足によって引き起こされたもので、この子たちにまったく罪はありません

日本は高齢化社会が進み、そのあおりを動物たちが受けていますが、それを支える仕組みがこの国にはまったくないという悲しい現状があります。

動物愛護精神の進んだ海外では、高齢者に高齢犬を譲渡する取り組み、「シニア・フォー・シニアーズ(Senior for Seniors)」がたくさんの団体で実施されていますが、日本では、高齢者と高齢犬は、どこからも排除されてしまう悲しい現実があります・・・。
今は2020年、ここ名古屋市のように「殺処分ゼロ」自治体もどんどん増え、「殺処分ゼロのその先」も考えないといけない時代なのにです。

そんな中、我々DOG DUCAは、「犬たちに罪はない!」そして、高齢犬でも高齢者でも、人と犬のより良い共存が出来る社会作りを目指し、「シニアドッグ・サポーター制度」などを活用しながら、今後も活動を続けてまいります。

保護犬たちの力になりたい方へ…

DOG DUCAでは、この子たちが幸せな余生を過ごせるようにするため、普通の飼い犬と同様の生活、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が保たれるよう、常に、皆様からの支援を募っております。

我々のためではなく、人間の都合で苦しみながら、人間を恨むことをしない、心優しき彼ら保護犬たちのために、ご支援を頂けたら幸いです。

医療支援する

彼らに必要なのは、愛情と環境と医療です(撮影:共同通信社

シニアドッグ・サポーターについて